Tío limpie con un trapeador...

キューバ、首都ハバナにある在日本大使館の建物は個人的にとても気に入ってます。

白亜の建物・・・常夏の島・・・カリブ海の楽園キューバに、ぴったり!

青い空、青い海、白い建物・・・ (´∀`)♪

 

そんな素敵な建物に、裸足の薄汚い女(私)は臆することなく入って行く。

床はピカピカに磨き上げられた顔まで映っちゃうほどの大理石(多分)、

振り向くとそんな床に私の足跡がくっきりはっきりと玄関からついている。

あらあらっ、と、そして目線の先にモップを持ったおじちゃんが・・・

おじちゃんはびっくりしたのか口が開いちゃってます。

数秒見つめ合うモップのおじちゃんと裸足の私。

そしておじちゃんは腑に落ちない様子で私のつけた足跡にモップをかける・・・

 

って、どうして誰もいないわけ???

 

大使館の中に入ったのはいいが、誰もいない。

受付も見当たらない。

吹き抜けの玄関ポーチ、、、素敵だけど・・・

なぜ誰もいない!?

野放し状態の私・・・

しーーーーーん

おじちゃんは見てはいけない!と決めたのか私を全く見ない。

じぃぃぃぃぃぃーーーーーーっ ←おじちゃんを見る私

・・・ ←おじちゃん背中を向ける

じぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃーーーーーーっ ←おじちゃんの背中を見る私

・・・ ←耐えきれないおじちゃん

モップを激しく動かしながら私から少しでも離れようと必死の様子。

 

おじちゃんをこれ以上ビビらせてもいけないので、

側にあった真っ白の皮のいかにも高級そうなソファに座る。

 

キュキュキュキュッ ←おじちゃんのモップの音

 

しーーーーーーーーん

 

・・・なぜ誰もいない???

ちょっとムッ!

おじちゃん!おじちゃん!と声をかけてみる。

キュキュキュキュキュッ ←離れていく

お、じぃ、ちゃーーーぁーーーん!

キュキュキュキュ ←焦っているみたい

ちぇ~、とまたソファに沈む。

 

モップをもの凄い勢いで動かしながら奥へ奥へ去って行くおじちゃんであった。

そして誰もいなくなった