母の考える娘たちの評価 ☆いくつ?
そんな5つ☆の妹は地元の高校を卒業し東京の大学へ旅立っていきました。
大学卒業後も地元に戻ることはなくそのまま某企業へ就職。
地元には年に2度ほど帰省、盆と正月ですね。
学生の頃は両親が出す帰省費用を受け取っていたそうです。
さて、ここから、☆の全くない姉(私)と比べてみます。
就職するまではきっと同じ条件だったと思うんですよね。
親のすねかじりってとこは。
帰省にしても、妹の年2回には程遠い5,6年に1回あるかないかですから比べようがない、と普通は思いますよね?
しかし、身内の評価は甘くない。
日本までの費用はもちろん私の自己負担(←当たり前)、でも、その後は・・・
『(飛行機)チケット取っておいてねぇ~』『日本で買う方が安いからぁ~』と私。
はいはいと母は快く承諾し、予約して購入して私に送ってくれていました。
『日本円がないから後で(支払い)いい?』と払いもしないのにぬけぬけと私。
いいよいいよと母(どうせあんた払うつもりないんでしょ)。
『え?本当にぃー!嬉しいっ!ありがとう』、以上、茶番劇。
そして、5つ☆の妹の場合。
『これチケット代』と母がお金を渡すも受け取らず。
仕事が忙しく已む得なくチケットを母に頼んだときは、東京へ戻ったあと母の机の上にお金の入った封筒と一緒にお礼状を添える心遣い。
こっそり母が妹のスーツケースにお金を入れてても郵送して戻ってくるお金。
しかも少し多めにお金は戻ってくる。
素晴らしい!
☆がつくってこういうことなのね。
母の考える娘たちの評価
親が子供を、本当はどう評価しているのか。
世間の私の妹の評価はいつも☆5つ、最高評価に近い。
生まれてから今までずっと優等生でいつも皆に一目置かれているような女の子。
容姿的にも清楚でいかにもどんな人にも好まれそうな気品を漂わせている感じ。
従姉妹の結婚式のとき、出席していた妹を見て新郎とその一族が『お前(従姉妹)と一緒の家系とは思えない』と息をのみ感嘆したそうです。
私の評価?
ある日、私の母が近所でも有名なおばばを怒らせたそうです。
で、おばばが復讐のため近所中に『奥さまぁ~、私の娘は〇〇(←妹)にずっといじめられていたんですのよぉ~』と言い触れ回った。
が、しかし、相手が悪かった。
妹はなんてったって優等生、清楚な気品あるお嬢様(←見た目だけ)。
小中高と成績優秀、クラス委員に選ばれ、生徒会なんぞに推薦される生粋の優等生。
その妹がいじめをしていたと信じる人は誰もいなかった。
母が『〇〇(妹)がいじめなんてするわけないじゃない<`~´>』 ←声大
『〇〇(私)ならわかるけど・・・』 ←声極小
これが実の母の私の評価。
おばばはなぜ私の名前を出さなかったのか?、理由があります。
おばばの上の娘は私よりひとつ年上で、おばばの下の娘は妹と同級生だったため。
つまり、私と同学年の子供がたまたまいなかったんですねぇ~(ーー;)
従姉妹に『助かったね』と言われました。
切ないけど心に沁みる言葉
小さなころから生き物が好きで好きでいつも何かを拾ってきては怒られていた私。
『生き物は死ぬから飼いたくない』と母は言う。
こんな記事を目にしました。
「獣医さんに聞いたのですが“生き終わる”という言葉があるそうです。動物は自分が死んで、それによって飼い主が悲しむという意識はありません。動物として自然に寿命を迎え“生き終わる”からこそ、生きている今が大切だ、という考え方。家族としての存在感が増しているいま、いなくなったときの喪失感は想像を超えますが、それもしっかり受け入れるのが生き物と暮らす人間のつとめなのかなと思います。」
生き終わる・・・切ないけど心に沁みます。
聞きたくないだろうけど恋バナ ラテン系の場合
所変わってカナダでのお話。
当時、私は親友のスパニッシュ系カナダ人(Spanish Canadian)の彼女とアパートシェア(Sharing a Apartment)をしていました。
彼女の部屋は道路側、私の部屋は道路から反対の内庭側。
築100年は軽く経っていますが、2LDKのなかなかいい感じのアパートメント(Apartment)で私たちはとても気に入っていました。
デート(Date)するようになってあまり間の無いイタリア系カナダ人(Italian Canadian)の彼。
ちょっとしたことで喧嘩になり私はデートの途中でアパートに帰ってきました。
彼女はまだ仕事から帰ってなくてお出迎えは私の愛猫。
リビング (Living Room)は道路側にあるのですが、むしゃくしゃしていた私は一人でTVを見る気にもなれず内庭側の自分の部屋で彼女が戻ってくるのを待つことに。
数時間後、彼女が帰宅。
お帰りぃ~!聞いて聞いて!今日ねぇ~ ←と話しだす私に、
『何あれ?』
ん?何かあるの?
『外でめちゃくちゃ〇〇〇〇(←私)の名前叫んでる人がいるよ』
『伴奏つきで』
伴奏?
彼女の部屋に付いていき窓から外を覗くと、、、
ザ・ラテン君がギター奏者?を引き連れアパートの前で歌っている!?
しかもお世辞にも上手いとは言えない。
内容はなんだか下手過ぎて歌詞をダメにしている、と思う。
ザ・ラテン君は私のアパートは知っていたけどどの部屋かは知らなかった。
アパートはメイン通り(Main Street)に沿って建っていたので、めちゃくちゃ恥ずかしい・・・
堪らず窓を開けうるさい!下手くそっ!
『あ、〇〇〇〇~♪(´∀`)』 ←歌っている
うるさいうるさいうるさいっ!
『〇〇〇〇~僕を許しておくれ~♪(^o^)』 ←歌っている
サッと一輪のバラの花を私に向かって掲げるザ・ラテン君。
沸き上がる傍聴人(通行人ともいう)。
『許してやれよぉ~!』野次も飛ぶ。
熱い夜は下手くそな歌と共に過ぎていくのであった。
そんな父、中米コスタリカに留学する
そんな父が(どんな父?)どうやら夢を持っていたらしい。
母から唐突に報告を受けたとき、私は南米はチリ(República de Chile)、サンティアゴ・デ・チレ(Santiago de Chile)に住んでいました。
『お父さん留学するって』
へぇ~?どこに?
『コスタリカ(República de Costa Rica)』
私はチリに南下するまでコスタリカで1年間スペイン語(Español)を勉強してたのです。
父は密かに私が羨ましかったみたい。
そんな矢先、先に退職をした母が中国に留学しちゃったんですね。
父はまだ現役だったので母のことも羨ましかったらしい。
そして母が帰国し、今度は父が無事退職。
やっほぅ~♪\(^o^)/
と、いうわけで嬉々として母に『留学する』と。
そこで問題になるのは父を溺愛する祖母の説得。
祖母は母が中国に留学するときは全くの無反応無関心で、
私が中米コスタリカにいるときも『楽しそうねぇ~』とニコニコしていたのに、
父が同じ国のコスタリカへ留学すると聞いて・・・
『駄目よ!あんな危ない国!許しません!』もの凄い勢いで猛反対。
私はよいのに???^_^;
母は一方的に祖母に叱られなんだか腑に落ちない様子。
当の父は心は既にコスタリカァ~るんるんっ♪
と、一悶着ありましたが結局、父の決意は固く父の兄弟、姉が大泣きする祖母を説得し、父はコスタリカへ旅立つこととなったのでした。
父は箱入りお坊ちゃま お小遣い編
父方の祖母は父たち、祖母の子供たちが大好き。
私たち、祖母の孫たちは子供にくっついてくるただのおまけ。
祖母のお家に行くといつもお小遣いをくれます。
学生の頃はそれで良かったのですが、
私が働き出してから祖母にお小遣いを貰うと母が怒るんです。
『もう社会人なんだから!』
でも、断っても断っても祖母はずっと私にお小遣いをくれました。
私が日本を出てからは5,6年に一度会うか会わないかになってしまったので、
『くれる』というものを断るのも忍びない?と母が鬼のように私を睨み倒していても、気にせずお小遣いを受け取っていました。
父は、一応は怒る母に追随して『もう子供じゃないのに仕方ないなぁ』と言うのですが、結局は『まぁまぁ、久々の日本なんだから』と母と私の間に立ち私を庇っていてくれて、庇って・・・いや庇っていなかった!?
あるとき私は知ったのです。
父も祖母にお小遣いを貰っていたことを!
はぁ?
還暦過ぎたおっさんが80過ぎたおばあちゃんからお小遣いもらっているだとっ!?
なにが、『お前はもう子供じゃないんだから』、だ!
お前にその言葉そっくりそのまま返してやる<(`^´)>
あ、いや還暦は過ぎているけど祖母の子供か・・・
父は箱入りお坊ちゃま ブレーカー落ちる編
父は世捨て人、ではありませんが世間ズレしたお坊ちゃまです。
ある日の早朝、もの凄く大きな雷が鳴り響きました。
私はちょうど出勤時間だったので、そのまま出掛けちゃいました。
毎日が日曜日(祝ご隠居★)の父はまだ寝ていたのでそのまま声もかけずに。
そして一日の仕事を終え帰宅。
『今朝大きな雷が鳴ったの知ってるか?』
うん
『ふぅ~ん』
何かあったの?
『ブレーカーって分かるか?』
分かる
『え”えっ!?』←そんな驚くようなこと???
何かあったの?
『今朝起きたら停電になっていて』
『さっきの雷だと思ってしばらく待っていたんだけど』
『何時間待っても一向に電気が復旧しないから』←大好きなNHKもラジオ講座も楽しめないから
『様子を見に外に出てみた』
『隣の〇〇さんがちょうど庭にいたから』
『お宅も停電でしょ?って聞いたら』
『停電なんてなってないって言われた』
『それで周りをよく見て見たら』
『どうやら停電してるのはうちだけみたいで』
うんうん、で?
『電力会社に電話した』
『そのひと(電話に出てくれた担当者さん)が今朝の雷で停電になった地域はありませんって』
『でもうちは停電なんです!ってちょっと怒って言った』
『おかしいですねぇ~ってそのひと困って』
『ブレーカーは確認しましたか?って』
で?
『ブレーカーなんてない』
は?
いやいやあるはずでしょーーーーっ(ーー;)
『うちにはそんな(ブレーカー)ものはない』
こうなるとなぜか無意味に頑固になる父はすったもんだの挙句、
『言ってることが分からん』
『分からん分からん分からん<(`^´)>』
困り果てた担当者さん、『ブレーカーを上げに』家まで来てくれたそうです。
〇〇電力会社の担当者様、父が大変お世話になりました。
ブレーカーを上げるだけに電力会社さんが家に来てくれるって・・・(-"-)