父の昔からの夢 ◆南米横断編◆
その頃、私は南米チリで住んでいました。
そしてめったに連絡をしてこない母からの唐突な便り。
『お父さんが昔から夢だった南米横断をバスでするって言ってる』
は?そんな夢ありましたっけ???
次から次へと夢が出てくる我が父。
『心配だからお供お願い!』
え”えーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!?
南米横断をバスでぇーーーーーっ???
はぁ、、、気が遠くなる旅だわ。
とりあえず、ま、親孝行ということでお供することに。
コロンビアはいくら私が付いていても身を守れる自信がない為、
エクアドルで待ち合わせねっ♪と父に連絡。
そして私は下調べを兼ねて、南米チリ、サンティアゴから一足お先に北上バスの旅。
直行便などあるはずもないので、ちょこちょこ下車しながらの旅。
まずチリとペルーの国境越え。
そんな大それた?国境ではなく小さな橋があって、それを徒歩で渡ってペルーに入国。
1分もかからないボロボロに朽ちかけた橋。
ただ、南米でも比較的治安が良いチリに比べ、ペルーは最悪。
このボロボロの橋の上で子ギャング?に囲まれ金をせびられる。
拳銃?らしきものを突き付ける舌足らずのちびっこたち。
はぁ、、、溜め息。
小銭をわざと橋からばら撒き『欲しければ自分で取ってこい』と言い捨て去る私。
先行き思いやられるわぁ~(=_=)
そして、ペルーからエクアドルへ、、、
あぁ(-_-)/~~~ピシー!ピシー!
早速早速、エクアドル入国で一悶着がぁーーーーーっ!!!
つづく