聞きたくないだろうけど恋バナ ラテン系の場合

所変わってカナダでのお話。

当時、私は親友のスパニッシュ系カナダ人(Spanish Canadian)の彼女とアパートシェア(Sharing a Apartment)をしていました。

彼女の部屋は道路側、私の部屋は道路から反対の内庭側。

築100年は軽く経っていますが、2LDKのなかなかいい感じのアパートメント(Apartment)で私たちはとても気に入っていました。

 

デート(Date)するようになってあまり間の無いイタリア系カナダ人(Italian Canadian)の彼。

ちょっとしたことで喧嘩になり私はデートの途中でアパートに帰ってきました。

彼女はまだ仕事から帰ってなくてお出迎えは私の愛猫。

リビング (Living Room)は道路側にあるのですが、むしゃくしゃしていた私は一人でTVを見る気にもなれず内庭側の自分の部屋で彼女が戻ってくるのを待つことに。

数時間後、彼女が帰宅。

 

お帰りぃ~!聞いて聞いて!今日ねぇ~ ←と話しだす私に、

『何あれ?』

ん?何かあるの?

『外でめちゃくちゃ〇〇〇〇(←私)の名前叫んでる人がいるよ』

『伴奏つきで』

伴奏?

彼女の部屋に付いていき窓から外を覗くと、、、

ザ・ラテン君がギター奏者?を引き連れアパートの前で歌っている!?

しかもお世辞にも上手いとは言えない。

内容はなんだか下手過ぎて歌詞をダメにしている、と思う。

 

ザ・ラテン君は私のアパートは知っていたけどどの部屋かは知らなかった。

アパートはメイン通り(Main Street)に沿って建っていたので、めちゃくちゃ恥ずかしい・・・

堪らず窓を開けうるさい!下手くそっ!

『あ、〇〇〇〇~♪(´∀`)』 ←歌っている

うるさいうるさいうるさいっ!

『〇〇〇〇~僕を許しておくれ~♪(^o^)』 ←歌っている

 

サッと一輪のバラの花を私に向かって掲げるザ・ラテン君。

沸き上がる傍聴人(通行人ともいう)。

『許してやれよぉ~!』野次も飛ぶ。

 

熱い夜は下手くそな歌と共に過ぎていくのであった。