父は箱入りお坊ちゃま ブレーカー落ちる編
父は世捨て人、ではありませんが世間ズレしたお坊ちゃまです。
ある日の早朝、もの凄く大きな雷が鳴り響きました。
私はちょうど出勤時間だったので、そのまま出掛けちゃいました。
毎日が日曜日(祝ご隠居★)の父はまだ寝ていたのでそのまま声もかけずに。
そして一日の仕事を終え帰宅。
『今朝大きな雷が鳴ったの知ってるか?』
うん
『ふぅ~ん』
何かあったの?
『ブレーカーって分かるか?』
分かる
『え”えっ!?』←そんな驚くようなこと???
何かあったの?
『今朝起きたら停電になっていて』
『さっきの雷だと思ってしばらく待っていたんだけど』
『何時間待っても一向に電気が復旧しないから』←大好きなNHKもラジオ講座も楽しめないから
『様子を見に外に出てみた』
『隣の〇〇さんがちょうど庭にいたから』
『お宅も停電でしょ?って聞いたら』
『停電なんてなってないって言われた』
『それで周りをよく見て見たら』
『どうやら停電してるのはうちだけみたいで』
うんうん、で?
『電力会社に電話した』
『そのひと(電話に出てくれた担当者さん)が今朝の雷で停電になった地域はありませんって』
『でもうちは停電なんです!ってちょっと怒って言った』
『おかしいですねぇ~ってそのひと困って』
『ブレーカーは確認しましたか?って』
で?
『ブレーカーなんてない』
は?
いやいやあるはずでしょーーーーっ(ーー;)
『うちにはそんな(ブレーカー)ものはない』
こうなるとなぜか無意味に頑固になる父はすったもんだの挙句、
『言ってることが分からん』
『分からん分からん分からん<(`^´)>』
困り果てた担当者さん、『ブレーカーを上げに』家まで来てくれたそうです。
〇〇電力会社の担当者様、父が大変お世話になりました。
ブレーカーを上げるだけに電力会社さんが家に来てくれるって・・・(-"-)