浦島太郎な話 イケメン編
海外で生活していた頃、
日本語のTVも日本語の新聞も見る機会がなかった私。
インターネットでの情報も、なぜか見ることがなかった私。
日常生活で日本語を話す機会もなかったので、浦島太郎状態。
ちなみに、日本の全ての情報は妹から仕入れてました。
ただ、この情報源にはちょっとした問題があります。
彼女が興味のある情報しか教えてもらえません。
つまり、彼女が興味ないと聞いても教えてくれないのです。
イケメン
イケメンは、日本語で美男子を指す俗語である。「いけ面」とも表記される。一般的には、女性から見て容貌の魅力的な男性を指す。二枚目。「イケてる」+「面」または英語「men」の意味。雑誌『egg』1999年1月号にて女性編集者が初めて使用したのが発祥の単語とされている。
時は2002年、FIFAワールドカップ開催で沸く日本に、仕事と休暇を兼ねて帰国することになりました。
何年ぶりだろう?前に帰国したのは確か、1997?98?ってぐらい久々の日本です。
私は(休暇を)すごく楽しみにしていて、先に仕事を済ませてしまおうと帰国したその日に仕事先にアポイントを取り、次の日の朝には訪問先にいました。
で、仕事の話は早々に切り上げおまけの話になり・・・
私がアルゼンチンチームと同じ飛行機だったという話で仕事先のAさんが盛り上がり、
『えぇ~!?アルゼンチンの選手と同じ飛行機だったんですか?』
しばらく話はあちらこちらに飛び、、、急にAさんが、
『でも、イケメンですよねぇ~』
・・・?イケメン?なんだろう?とりあえずニコニコ
『やっぱりイケメンはなんたらかんたら』
イケメン?イケメン?イケメンってなんだ???
『そうですよねぇ~イケメンってぇ~なんたらかんたら』
どうやらAさんはイケメン好きらしくずっとイケメンの話をしている。
私はニコニコしつつ必死でAさんの会話からイケメンなるものの正体?を突き止めようと神経を張りつめる。
そしてついにきた!
『イケメン好きですか?』
『私、まだ食べたことがなくて・・・美味しいんですか?』←私
チーン!
さっきまで(Aさん一人で)盛り上がっていた場が一瞬で凍りつきました。←間違えたのが分かった
その夜、仕事から戻った妹にイケメンの意味を教えてもらいました。
おしかった・・・
「イケてる(美味しい)」「麺」と思ったんだけど、あと一歩だった。
「面」だったのね、、、、