Autobuses de larga distancia de Cuba
長距離バスは外国人(観光客)専用のバス会社があって、外国人はこのバス会社のバスに乗るのが鉄則。なぜなら、地元(キューバ人)の人たちが乗るバスは超オンボロ、、、動くんかい???って感じの車・・・。
外国人専用のバスはチケット代も高く、でも、その分、バスの故障の心配もないし、治安にしても安全。そしてちゃんと時刻表通りに運行されます。←重要
だが、私はそんな高級な?外国人専用バスに乗れるはずもなく、超オンボロバスに乗り込む。
ちなみに、鉄道はさすがに外国人の専用列車は運行していないので、キューバ人と同じ列車に。でも、外国人専用枠があり不平等なチケット配分になってます。
それはそうと、この超オンボロバス、、、笑っちゃうんですけどぉ~、←今思えば
は?未定?どういうこと???
つまり、絶対に故障するので、その度に運転手さんが直します。
その間は休憩?になり、バスが動くようになるまで待機。
ちょっと動いてすぐ止まる・・・
プスプスプス、ボン!シュルルルルゥ~、、、停止、みたいな(笑)
運転手さん頑張れっ頑張れっ!って感じ。
早朝、サンティアゴ・デ・クーバを出発してほどなく期待を裏切る事なく、故障。
早くないか???
ま、仕方ない・・・小一時間ほどで出発、でまたまた、故障。
・・・おぃ!
ま、仕方ない・・・ちょっと手こずり数時間後出発、で、故障。
・・・ ←何かを悟る
私はお金がないので、休憩になっても飲まず食わず。
何も買えないからね・・・
木陰でじっと動かずにいる私。←動くとお腹空くからね
サンティアゴ・デ・クーバをバスが出発する時に、チケット代をカンパしてくれた人たちが見送りに来てくれた。
お腹空くだろうから、っておばあちゃんがパンを持たせてくれて、
喉も乾くだろうから、っておじちゃんがペットボトルにジュース入れてくれた。
それを大事に抱えて木陰でじっと動かない私。
どうしてもどうしてもお腹が空いたら、どうしてもどうしても喉が乾いたら、そうしたら食べよう、そうしたら飲もうと決めてた私。←ちょっとしかないからね
何度目かの休憩の時、乗り合わせているキューバ人が私が座り込んでいる所へ向かってくる。
私のパンを、ジュースを盗ろうとしてる!?
なんてやつだ!渡すもんか!
身構える私に、なんと!・・・食べ物と飲み物をくれた。
感激!
この時はスペイン語が全く理解できなかったので御礼も言えなかった私。
ただ、すごく嬉しかったのかこの時のシーンが記憶に残っている?のか、
今改めて何を言われたかを訳すと、
あなたの身に起こった悲劇(泥棒に盗られた)について心を痛めてる。
同じ国民としてあなたに恥ずかしいことをした。
あなたを苦しめて申し訳ない。
私たちを許して欲しい。
みたいなことを言われてた、と、思う。←多分ね
私のその時の気持ちは、苦しいけど幸せ、みたいな感じかな。
って、夜も更けて来て・・・故障。
もらった食べ物も飲み物も全てなくなった。
ちょっと私、お腹空いたんですけど?
カリブの満点の星空を見上げながら、食べ物を想像する私であった。
一体いつ着くんだ???
つづく