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Cuba del carterod

私はサンティアゴ・デ・クーバで3回お引越ししました。

住民登録なんて大層な?書類手続きがない国。←多分

しかも発展途上国で、国内の交通事情も発達していないカリブの島。

さらに共産国というラテンに似つかわしくない感じの国体制。

 

ですが、予想に反してエアメイル(El correo del correo aéreo)はきっちり1か月で届き、普通郵便(El correo ordinario)は大体3か月以内に届きます。 

ここで素朴な疑問、なぜ何の手続きもしていない私に郵便物が届くのか???

 

最初の頃は郵便物の受け取り住所をオリエンテ大学(Universidad de Oriente)の事務所にしていたのですが、いつのころからか私の家に直接届くように・・・

ん?

サンティアゴ・デ・クーバはキューバ第二の都市で、大きな村って感じ。

確かに村人(←村と決めつける)はとても仲が良く助け合って生活しているみたい。

テレビもラジオも各家庭にあるわけではなく、テレビのあるちょっと裕福な家にご近所さんが集まって、ラジオのあるちょっと裕福な家にご近所さんが集まって、歌って踊って笑って飲んで語り合ってゲームをしているって感じ。

みんな知り合い!みんな家族です!みんな友達です!←ラテンの共産国っぽい?

だからある程度、名前だけで郵便物がみんなに届くのでしょう・・・か?

でも、私は新参者でしかもスペイン語もままならない外国人。

知り合いも数えるほどの私になぜ郵便物がしっかりと届くのか?

 

事情があり2回目の引っ越しをした私は、住んでいるところを知られたくなかった。

当然、手紙など受け取れるわけがない。だって隠れてんだもん。

大学も休んでたし・・・。

 

引っ越しをして1週間ほど経ったある日、一番大きな道路の歩道をてくてく歩いていたら・・・

突然、斜め前方から私の名前を大声で呼ぶ?叫ぶ?男の人がっ!?

結構な交通量でトラックなんかもバンバン走っているその先の対向の歩道。

全く見た事の無い知らない男の人が私を指差して手を振って私の名前を叫ぶの。

えぇーーーーっ!?

私は踵を返し?てくてくてく早足に。

彼はトラックや車や馬?なんかを避けて私側の歩道に向かって道路を横切り走ってくる。

しかも私の名前を連呼連呼連呼連呼!!!

やばいやばいっ!追いつかれるっ!

俊敏さ?を活かしタッタッタッタッタ←私、走る

しかし彼も負けてはいない俊敏さタタタタタタタッ←彼、走る

いやぁ~んっ!!!

このままでは捕まる!

ここはダッシュをしかけねばっ←本気出すぜっ

と、そこで、ぜぇぜぇと走ってた彼が右手に何かを握りしめて渾身の力を込めて叫ぶ!

『俺は郵便屋だぁーーーーーーっ!!!』

へ?〒屋さん?

立ち止まった私。

追いつく汗だくの彼。その右手には手紙が握られていました。

『ゼィゼィ、ハァハァ、捜したよ~、ハァハァ、ゼィゼィ、心配したよ~、ゼェェゼェェ、元気出せよ、ハァハァ』

その後、何事も無かったかのように郵便屋さんは立ち去り、そして何事もなかったかのように引っ越したお家に郵便物が届くようになりました。